デアリングタクトの血統、距離適性を分析する
エリザベス女王杯(G1)への出走を予定しているデアリングタクト。
父はエピファネイア、BMS(母の父)はキングカメハメハですが、
3歳の夏以降にもなれば、血統云々に関係なく個体としての距離適性がより明確になってきます。
同世代限定の競争ではなく完成されたトップレベルの3歳・古馬との対戦で好走するには得意な条件であることが求められます。
集計期間は2015年以降のRAの主催競走の成績のみに限っています。※地方・海外の成績は含みません。この記事ではエリザベス女王杯(G1)に出走を予定している
デアリングタクトの重賞競走における実績
レース後のコメント
デアリングタクトの父であるエピファネイア産駒のエリザベス女王杯(G1)における実績
騎乗予定の松山弘平騎手、管理する杉山晴紀調教師のエリザベス女王杯(G1)における実績
を記載しています
しっかりとした準備をして挑むであろうG1レースなど、主要なレースに出走した後の騎手や関係者のコメントを見れば、デアリングタクトの適性やポテンシャルは掴めるはずです。
デアリングタクトの重賞競走における実績
以下のデータ集計はG3以上の条件におけるデアリングタクトの成績と内訳です。
騎手や関係者のレース後のコメントが拾えているものに関してはレース結果に追記しています。
実績と内訳
2022/09/25 産経賞オールカマー(G2)
レース後のコメント 松山弘平騎手
「ゲートを出て、外に行きたい馬が多く、そこはパスして後ろでした。道中は手応えも良く、イメージ通りでした。ただ、上がっていく時に、いつもの感じとは違いました。それでも好調な時ならもう少し脚を使えたと思います。休み明けのせいでしょうか?今日は少しおとなしかったです。良い時は騎手が手を焼くほどの馬なのに、そのらしさがありませんでした
関係者のコメント
「比較的落ち着いていて、返し馬も良い形でした。道中もリズム良く折り合いがついて、自分のリズムを守ってレースをしました。ポジションはあまり意識せずにリズム重視で乗りました。決して良いポジションではありませんでしたが、リズムの良さなどを考えるともう少し伸びてもいいはずだと思います。調教も前走より動けて、状態が上向いているのを感じました。ここは楽に勝ち負けしたかったのですが、最後は前を交わすのがやっとでした。これだけの人気馬で結果を出せず申し訳ありません。また仕切り直したいと思います
2022/06/26 宝塚記念(G1)
レース後のコメント 松山弘平騎手
「悔しいですね。馬は徐々に上向いていましたし、何とか結果を出したかったです。スタートを上手に出て、中団で流れに乗れて、自分の競馬ができました。最後も見せ場を作ってくれました。すごい馬だと思います。この後は無事に行って欲しいですし、またこの馬と一緒に走りたいです。このメンバーでやれることを証明できましたし、秋にはさらに良くなって帰って来てくれると思います」
2022/05/15 ヴィクトリアマイル(G1)
レース後のコメント 松山弘平騎手
「マイルでしたがスタートをしっかり出て、勝ち馬の後ろの良いポジションを取れてしっかり流れに乗ってくれました。最後までよく頑張ってくれました。一年以上の休み明けでここまで走ってくれました。馬が頑張ってくれましたし、ここまで携わった全ての人に感謝したいです。これを機に無事に行って一緒に歩んでいけたら良いなと思います
2021/03/14 金鯱賞(G2)
レース後のコメント 松山弘平騎手
「今は前残りの馬場なのでできれば逃げ馬の後ろが欲しかったのですが、ポジションが取れず、それでも2列目で折り合いもつきましたし、良い形かなとは思いました。しっかり脚も溜まっていました。ただ思った以上に馬場が悪く、3~4コーナーで少し苦しくなってしまいました。それでも最後は詰めてくれましたし、これだけ強いメンバー相手に力があるところは見せてくれました。ただ、人気に支持していただいたので、結果として申し訳ありませんでした
2020/11/29 ジャパンC(G1)
レース後のコメント 松山弘平騎手
「落ち着いていましたし、雰囲気は1番でした。スタート良く、いい位置で折り合いもついて、流れに乗れました。ただ、これまであまり見せていなかったのですが、内へ内へもたれていました。苦しくなったのだと思います。それでも強い相手に引けをとらない競馬ができました。これからの馬ですし、成長してほしいです
関係者のコメント
「3歳牝馬同士なら、ジョッキーも手綱を持ったまま行けるのですが、この相手だと早めに動く形になります。コントレイルと並んで動いて行きたかったのですが、コントレイルが少し寄れたこともあって、内にもたれてしまいました。今後はそのあたりを課題にして、調教を進めたいと思います。3着という結果に、悔しいという感情はありませんが、内にもたれたのは残念です。もたれなければ、もう少し2着とは際どかったと思います
2020/10/18 秋華賞(G1)
レース後のコメント 松山弘平騎手
「ホッとした気持ちと、関係者の皆さんに感謝の気持ちで一杯です。今日はパドックでもイレ込みがありましたが、しっかりレースをしてくれると信じていました。ゲートでうるさいところがありましたけれども、上手に出てくれてました。折り合いもついて、流れに乗って、良い競馬ができました。力のある馬ですし、強い馬がたくさんいましたが、一番強いと信じていました。すごい力を発揮してくれたと思います。身体も大きくなって、良い成長をしてくれたと思います。すごくうれしく思います。こういった馬に出会えて幸せです。感謝したいです
2020/05/24 優駿牝馬(G1)
レース後のコメント 松山弘平騎手
すごい脚を使う馬ですし、開いた所に行こうと思いました。外へ出そうとしましたが少し狭くなったので、切り返して中を狙いましたが、しっかり伸びて強い競馬をしてくれました。馬に助けてもらいました。初めて1番人気に支持して頂いて、すごく皆様に期待されているんだと思いましたし、何とか期待に応えたかったです。プレッシャーはありましたが、勝てて良かったです。乗せて頂いた関係者の皆様、仕上げて下さった厩舎のスタッフの方々に感謝しています。本当に馬にはありがとうと言いたいです
関係者のコメント
「1番人気でしたから勝ててホッとしています。今日はマークが厳しくタフな競馬でしたが、この馬の一番の持ち味である強い精神力で乗り切ってくれたと思っています。松山騎手はこの馬の末脚を生かすため、2400mでいかに折り合いを付けて脚を溜めるか、それだけに集中したいと言っていました。彼に任せるという感じでした。ゲートは上手く出て、内枠で1番人気だったので、マークは厳しくなるだろうと思っていました。向正面過ぎではなんとか我慢できていたので、ギリギリ脚は溜めていられる状態だと思っていました。3コーナー過ぎでスッと上がっていったので、あとは直線で前をさばくだけだと思って見ていました。一回外に出そうとして出せなくてすぐに内に切り替えたときに、何とかしてくれるのではないかと思いました。デアリングタクトにはお疲れさんと声をかけてあげたいです。デビューした頃は2冠を制するとは思っていませんでした。秋に向けては、まず疲れを取って、どのようなプランで仕上げていくかオーナーと相談して決めたいと思います。今後に向けては、ジョッキーが乗ってからどうしてもテンションが上がりすぎるところがあるので、もう少し落ち着いて欲しいとは思います。1番人気に応えられて、嬉しいとともにホッとしています。次は3冠ということになりますが、しっかり夏に成長させて、もっと強いデアリングタクトを京都競馬場でお見せできるように一生懸命頑張ります。引き続き応援をお願いします
2020/04/12 桜花賞(G1)
レース後のコメント 松山弘平騎手
「強い競馬をしてくれて、馬にすごく感謝しています。乗せていただいた皆さんにも、感謝したいです。ポジションは意識していませんでした。リズムを大事に乗ろうと思って、最後は良い脚を使えると信じていました。前とは離されていましたが、届くと信じていました。最後は外へ出して、無我夢中で追っていました。馬もそれに応えて強い競馬をしてくれました。最後まで必死で捉えるまでは分かりませんでしたが、交わしてくれという気持ちでした。1着をとったということで嬉しかったです。折り合いさえつけば、距離は大丈夫だと思います。焦れ込むところがあるので、そこが課題です。1日でも早く、皆さんの前でレースができることを心から願っています
種牡馬エピファネイアのエリザベス女王杯(G1)における実績
エピファネイア産駒のエリザベス女王杯(G1)の出走回数は、3回。
結果は【0-0-1-2】
※集計期間は2015年以降
実績と内訳
集計期間におけるエピファネイア産駒の実績の内訳は以下の通りです。
松山弘平騎手のエリザベス女王杯(G1)における実績
G1レースなので同レースにおける鞍上の実績は重要です。
デアリングタクトの直近のレースに騎乗した騎手が主戦ジョッキーであると仮定して、松山弘平騎手のエリザベス女王杯(G1)における実績を集計しました。
実績と内訳
集計期間における松山弘平騎手の実績はエリザベス女王杯(G1)に6回騎乗して結果は【0 – 1 – 0 – 5】
内訳は以下の通りです。
杉山晴紀調教師のエリザベス女王杯(G1)における実績
杉山晴紀調教師の管理馬がエリザベス女王杯(G1)に出走した回数は、1回。
結果は【0-0-0-1】
実績と内訳
集計期間における産駒の実績の内訳は以下の通りです。