ドウデュースの血統、距離適性を分析する
有馬記念(G1)への出走を予定しているドウデュース。
父はハーツクライ、BMS(母の父)はVindicationですが、
3歳の夏以降にもなれば、血統云々に関係なく個体としての距離適性がより明確になってきます。
同世代限定の競争ではなく完成されたトップレベルの3歳・古馬との対戦で好走するには得意な条件であることが求められます。
集計期間は2015年以降のJRAの主催競走の成績のみに限っています。※地方・海外の成績は含みません。この記事では有馬記念(G1)に出走を予定している
ドウデュースの重賞競走における実績
レース後のコメント
脚質、距離や馬場適性に関する集計
ドウデュースの父であるハーツクライ産駒の有馬記念(G1)における実績
騎乗予定の武豊騎手、管理する友道康夫調教師の有馬記念(G1)における実績
を記載しています
主要なレース後の騎手や関係者のコメントを見れば、ドウデュースの距離や脚質、重馬場などへの適性やその他のポテンシャルも掴めるはずです。
ドウデュースの重賞競走における実績
以下のデータ集計はG3以上の条件におけるドウデュースの成績と内訳です。
騎手や関係者のレース後のコメントが拾えているものに関してはレース結果に追記しています。
実績と内訳
2023/11/26 ジャパンC(G1) /馬体重:504(-8)
レース後のコメント 戸崎圭太騎手
前走より気負いも無く、馬が良くなっていました。道中も良い所につけられました。改めて、力のあることを感じました。
2023/10/29 天皇賞(秋)(G1) /馬体重:512(+4)
レース後のコメント 戸崎圭太騎手
スタートも上手に出てくれて、ポジションもイクイノックスを見る形でした。思ったより少し前に行く形になったのですが、道中は少し力むような感じがあって、その部分が最後影響しました。もう少しリラックスさせてあげられればよかったなという感じです。
関係者のコメント
ゲートを出て少ししたところで躓いて、そこから噛んでしまって力んだ分と、休み明けで本来の伸びを欠いたのかなと思います。3頭併せの真ん中で競馬をするのも初めてでしたし、自分のリズムで走れなかったのかなと思います。
2023/02/12 京都記念(G2) /馬体重:508(0)
レース後のコメント 武豊騎手
今日はドウデュースらしい走りが出来ました。状態はとても良かったです。この馬を知り尽くしているスタッフですし、いい状態でレースを迎えられました。ポジションは意識しませんでした。ただ前半は急がせない方がいいとは思いました。休み明けなので折り合いは注意しました。2コーナーから向正面にかけて少し行きたがるところはありましたが、それだけ元気だということでしょう。勝負どころはこの馬らしい反応で今日はこの馬らしさが出せて良かったです。昨年のダービー馬ですしもう一度最強と言われる結果を出していきたいですね。
2022/05/29 東京優駿(G1) /馬体重:490(-6)
レース後のコメント 武豊騎手
感無量です。本当に嬉しいです。スタートはそれほど速い馬ではないので、ある程度想定していたポジションと並びで、凄く良いポジションを取れたと思いました。馬場がかなり良かったのですが、ペースは少し速いかなというのはありました。それよりも自分のペースで行こうと思っていました。4コーナーを回ってくるときにはしびれるような手応えで、軽くゴーサインを出したら反応が良過ぎて、先頭に立つのが早く、少し気を抜こうとしたのですが、最後までしっかりしていました。頂点のレースですから、たくさんのお客さんの前でレースをしたかったですし、今日はそういう意味でも嬉しかったです。ダービーのウイニングランの景色は僕自身久しぶりでしたし、ジョッキーをやっていてこれほど幸せな瞬間はないですね。これからもドウデュースとともに世界も含めて頑張っていきたいと思います
関係者のコメント
まずはホッとしました。自信はありました。今年に入って負けてはいましたが、力通りなら一番強いと思っていました。今日は朝から暑かったですが、最初に馬を見た時から凄く落ち着きがあり、装鞍所・パドックでも一頭だけ凄く落ち着いて、汗もかいていない感じで、凄くいい感じで周回していました。弥生賞は体に余裕があり、体を絞って春の一番の目標でしたから、きっちり仕上げて、ちょうどこれくらいの体重(490kg)で出られるかなという感じでした。武騎手には、この馬に限らずすべてお任せしています。1コーナーをまわる時、まあまあいいポジションが取れたと思いましたし、向正面に入って1頭ポツンと走れ、周りからプレッシャーを受けない形で行けたので、本当に理想の位置取りでした。内の馬も頑張っていたので、外に出した時には届くかなと思ったのですが、なかなか差がつまらなかったので心配しましたが、坂を上がってからいつものドウデュースを見せてくれて、強かったと思います。抜け出してからは長かったですね。フワッとするところがありますので、ゴールの瞬間はひとりでガッツポーズをしました。一回勝つまでは漠然と勝ちたいと思っていましたが、マカヒキで1回目を勝って、終わってからはやはり何度勝ってもいいなという思いで、3回目。本当に感謝しています。今回は過去2回とオーナーも違いますし、昔から武豊騎手に憧れてこの世界に入っていますから、武豊騎手と人気をしてダービーを勝てるのは感無量です。皐月賞の後からダービーで良い結果を出せれば秋はフランスへ行きましょうと決まっていたので、それからは恥ずかしくない成績でフランスへ行けるよう頑張ってきて、一番良い結果が出ましたから、行きたいですね。マカヒキの時、フランスで悔しい思いをしているので、何とか今度は日本の悲願をこの馬で達成したいと思います
2022/04/17 皐月賞(G1) /馬体重:496(-8)
レース後のコメント 武豊騎手
ポジションが結果的に後ろだったかもしれません。今日は大事に行きました。もっと流れるかと思ったのですが、流れませんでした。残念です。勝ちたかったです。ダービーで何とか頑張りたいです
2022/03/06 報知弥生ディープ記念(G2) /馬体重:504(+8)
レース後のコメント 武豊騎手
馬のデキは良かったです。次に向けて手応えを掴んだレースでした。予定通り皐月賞へ向かいます。距離は問題ありません。良い前哨戦でした
関係者のコメント
ちょっと行きたがるところがありましたが、許容範囲でした。距離は全く問題ありません。トライアルを勝って本番に行きたかったのですが、内容は問題ありませんでした
2021/12/19 朝日フューチュリティ(G1) /馬体重:496(-10)
レース後のコメント 武豊騎手
(勝つことができて)ホッとしています。(馬体重-10キロについて)前走東京でのレースの時に+12キロで余裕がある馬体だったので、今回は絞って-10キロということで、一番良い馬体だったと思います。 午前中からレースを見ていましたが、内の方の馬場が悪かったので、9番という枠も良かったですし、ジョッキーが馬場の良い所を選んで走ってくれました。前走も勝負根性を見せてくれましたし、最後は何とかしのいでくれると思っていました。 今日はマイルで走りましたが、距離は持つと思いますので、来年は大きなGIを目指していきたいと思います。(具体的な目標としては)一番最初の皐月賞を目指して直行するか、一度使うかを決めていきたいと思います
関係者のコメント
ついに……、嬉しいです。基本そんなに手のかからない馬なので、周りを見ながら乗れるかなと思いました。道中のリズムも良かったですし、良いポジションに収まったなと思いました。手応え良く直線に向けましたし、あとは頑張ってくれ!という感じでした。さすがに相手(セリフォス)も強い馬なので、なかなかしぶとかったのですが、ドウデュースが最後まで一生懸命走ってくれました。(ファンの皆様からの拍手は)すごく嬉しかったですし、僕自身GIレース自体が久しぶりなので、すごく嬉しいです。 初めて乗った時から本当に良い馬だなと思っていたので、ここまで良い形で来ていますし、1戦ずつ強くなっているので、まだまだ強くなると思います。来年のクラシックも本当に楽しみです。 (GI完全制覇へ)来週(ホープフルS)もあるので、リーチ一発で決めたいですね。ようやくこのレースを勝てて本当に嬉しいです。まだ年末、有馬記念もホープフルSもあるので、頑張りたいと思います
ドウデュースの脚質、距離適性に関する集計データ
集計は過去一年の国内における競走成績のみを対象としています。
馬場コンディション別実績
馬場コンディション別の戦績は以下のとおり。
競馬場距離別実績
過去一年間、出走した競馬場、距離別の戦績です。
4コーナーのポジション別実績
競走において最終コーナーのポジションは重要です。
便宜上、ポジションに4つの区分を設けて、区分別に実績を明記しています。
すべての区分で戦績が安定していれば、脚質的に自在性が高い馬といえるでしょうし、偏りがあれば脚質や得意な展開を特定するのに役立つかもしれません。
1-4番手以内の実績
実績は1回
結果は【0-0-0-1】
獲得賞金の合計は ¥
5-8番手以内の実績
実績は2回
結果は【1-0-0-1】
獲得賞金の合計は ¥137,910,000
9-12番手以内の実績はありません。
13-18番手以内の実績はありません。
種牡馬ハーツクライの有馬記念(G1)における実績
ハーツクライ産駒の有馬記念(G1)の出走回数は、11回。
結果は【1-0-2-8】
※集計期間は2015年以降
実績と内訳
集計期間におけるハーツクライ産駒の実績の内訳は以下の通りです。
武豊騎手の有馬記念(G1)における実績
G1レースなので同レースにおける鞍上の実績は重要です。
ドウデュースの直近のレースに騎乗した騎手が主戦ジョッキーであると仮定して、武豊騎手の有馬記念(G1)における実績を集計しました。
実績と内訳
集計期間における武豊騎手の実績は有馬記念(G1)に7回騎乗して結果は【1 – 1 – 1 – 4】
内訳は以下の通りです。
友道康夫調教師の有馬記念(G1)における実績
友道康夫調教師の管理馬が有馬記念(G1)に出走した回数は、12回。
結果は【0-0-3-9】
実績と内訳
集計期間における産駒の実績の内訳は以下の通りです。