シュネルマイスターの血統、距離適性を分析する
マイルチャンピオンS(G1)への出走を予定しているシュネルマイスター。
父はKingman、BMS(母の父)はSoldier Hollowですが、
3歳の夏以降にもなれば、血統云々に関係なく個体としての距離適性がより明確になってきます。
同世代限定の競争ではなく完成されたトップレベルの3歳・古馬との対戦で好走するには得意な条件であることが求められます。
集計期間は2015年以降のJRAの主催競走の成績のみに限っています。※地方・海外の成績は含みません。この記事ではマイルチャンピオンS(G1)に出走を予定している
シュネルマイスターの重賞競走における実績
レース後のコメント
脚質、距離や馬場適性に関する集計
シュネルマイスターの父であるKingman産駒のマイルチャンピオンS(G1)における実績
騎乗予定のC.ルメール騎手、管理する手塚貴久調教師のマイルチャンピオンS(G1)における実績
を記載しています
主要なレース後の騎手や関係者のコメントを見れば、シュネルマイスターの距離や脚質、重馬場などへの適性やその他のポテンシャルも掴めるはずです。
シュネルマイスターの重賞競走における実績
以下のデータ集計はG3以上の条件におけるシュネルマイスターの成績と内訳です。
騎手や関係者のレース後のコメントが拾えているものに関してはレース結果に追記しています。
実績と内訳
2023/10/08 毎日王冠(G2) /馬体重:500(+10)
レース後のコメント C.ルメール騎手
休み明けでしたが凄く良い脚を使ってくれました。普段より手応えが良かったです。良い反応をしてくれました。次走が楽しみです。
2023/06/04 安田記念(G1) /馬体重:490(0)
レース後のコメント C.ルメール騎手
スムーズなレースで、最後もよく来てくれました。もっと速いペースであれば、前でフィニッシュできたと思います。
関係者のコメント
もうちょっと流れてくれれば良かったですね。スタートで出てもポジションが下がるのはいつも通りですし、終いを生かすとジョッキーも言っていました。脚は使っていますが、ソングラインも強いですね。上手く後ろにつけられたとしても勝てたかどうか……。馬場はこのくらいで良いと思います。最後はこの馬らしい脚を使ってくれたと思いますが、なかなか安田記念は勝たせて貰えませんね。
2023/04/23 読売マイラーズC(G2) /馬体重:490(-14)
レース後のコメント C.ルメール騎手
新しい京都競馬場で最初の重賞を勝てて良かったです。いつもの通りちょっと後ろの方から走りました。きょうの馬場は綺麗で、いいペースだったので、最後に瞬発力を使うことが出来ました。GIレベルの馬です。状態が良かったら、いいレースが出来たら、最後はすごく良い脚を使います。今回は本当のシュネルマイスターを見せてくれました。
2023/02/26 中山記念(G2) /馬体重:504(+14)
レース後のコメント T.バシュロ騎手
最後、もし前が開いていれば、もう少し上の着順に入れたと思います。東京の1800メートルあたりがベストかもしれません
2022/11/20 マイルチャンピオンS(G1) /馬体重:494(+4)
レース後のコメント C.ルメール騎手
いいレースでしたが、直線はそれほど加速しませんでした。柔らかい馬場のせいかもしれません。頑張ってくれました
2022/10/02 スプリンターズS(G1) /馬体重:490(0)
レース後のコメント 横山武史騎手
陣営も工夫して調整してくれましたし、返し馬でも工夫して、やるべきことはやりました。ですが、外枠、この距離は忙しい、前が止まらない等、条件が全てで良くありませんでした。直線の不利も痛かったです
2022/06/05 安田記念(G1) /馬体重:490(0)
レース後のコメント C.ルメール騎手
休み明けでもすごく良い状態でした。この馬の能力が戻ってきました。勝てなかったのは残念です。ラスト150mではすごく良い脚を使ってくれました。次走も楽しみです
2021/11/21 マイルチャンピオンS(G1) /馬体重:480(-2)
レース後のコメント 横山武史騎手
安田記念で上手くいかなかったゲートは今日は上手くいきました。スムーズに良い位置は取れましたが、結果的に言えば外差し(の馬場)だったので、外枠が欲しかったですね。与えられた枠でやるのが競馬なので、内枠なりにロスなく道中は運んで、直線は外に出すことができました。今日は相手が強かったですね
関係者のコメント
残念でした。枠順が厳しかったです。大外に出すイメージでしたが……。来年は取れるように頑張ります。ギリギリ良いところを走れたと思いますが、枠が厳しかったです
2021/10/10 毎日王冠(G2) /馬体重:482(+8)
レース後のコメント C.ルメール騎手
ダノンキングリーが動いた時、こちらは後ろから進んでいきませんでした。3、4コーナーからは手応えが良くなり、ラスト300mでは良い瞬発力で伸びていきました。NHKマイルCの時はエンジンのかかりが遅かったので、その頃と比べてパワーアップしました。今日は休み明けだったので、プレッシャーをかけないようにしましたが、次走はアグレッシブな騎乗をするかもしれません。仮に距離が2000mでもこなせそうに思います
2021/06/06 安田記念(G1) /馬体重:474(-6)
レース後のコメント 横山武史騎手
現状、力は発揮できたと思います。調教でまだ緩い所もありますし、成長の余地を残しています。今後がとても楽しみです
2021/05/09 NHKマイルC(G1) /馬体重:480(0)
レース後のコメント C.ルメール騎手
良かったです。すごく嬉しいです。私は去年(このレースで)2着でしたが、今日はハナ差で勝てて本当に嬉しいです。馬にプレッシャーはかけたくありませんでした。良いスタートを切りましたが、馬には忙しいペースでしたが、だんだん流れに乗ってくれました。呼吸も手応えも良かったです。エンジンがかかるまでに時間はかかりましたが、前に池添騎手の馬(ソングライン)がいたのも良かったです。2着馬は内にモタれたところがあったので、少しだけ交わすことが出来ました。ゴールでは届いて良かったです。まだ柔らかい馬で子供っぽいところはありますが、能力は絶対あると思います。さらにパワーアップしたらハイレベルで勝てると思います
関係者のコメント
ホッとしました。チャレンジでしたから、結果が出て良かったです。馬体重は変わりませんでしたが、体は締まっている印象がありました。レースはルメール騎手にお任せしたので、レース前には何も話はしていません。スタートはまずまず出てくれました。道中の位置は考えていた通りの位置でしたが、レースのペースが速く、手応えが少し余裕がないのかなと思いました。それでも騎手のアクションに応えてくれる馬なので、最後は伸びてくれるだろうと思っていました。ソングラインの2着かなとも思いましたが、よく最後の一完歩で届いてくれたと思います。ドイツ産で日本にない血統の馬ですが、GIを勝てた事はこの馬の未来にとって明るいことです。このレースが春の最大の目標だったので、今後はオーナーと相談して決めますが、まだ完成されていない体つきで、少しゲートの中でチャカついていたくらいで大人になり切れていないところもあるので、その意味で将来に向けて楽しみは大きいと思っています
2021/03/07 報知弥生ディープ記念(G2) /馬体重:480(+6)
レース後のコメント C.ルメール騎手
(馬体に関しては)少し余裕がある感じでしたが、競馬では上手く乗ってくれました。マイルを使った後の2000mということで、ある程度位置を取れて、距離も(2000mは)ギリギリもつかなと思いました。競馬の内容は良かったです。ジョッキーの話では、少し硬い馬場の方が良いかもしれないとのことでした。賞金も加算できましたし、権利も取ることができたので、皐月賞とNHKマイルCの2レースのどちらにしようか考えています
シュネルマイスターの脚質、距離適性に関する集計データ
集計は過去一年の国内における競走成績のみを対象としています。
馬場コンディション別実績
馬場コンディション別の戦績は以下のとおり。
競馬場距離別実績
過去一年間、出走した競馬場、距離別の戦績です。
4コーナーのポジション別実績
競走において最終コーナーのポジションは重要です。
便宜上、ポジションに4つの区分を設けて、区分別に実績を明記しています。
すべての区分で戦績が安定していれば、脚質的に自在性が高い馬といえるでしょうし、偏りがあれば脚質や得意な展開を特定するのに役立つかもしれません。
1-4番手以内の実績はありません。
5-8番手以内の実績
実績は1回
結果は【0-0-0-1】
獲得賞金の合計は ¥10,000,000
9-12番手以内の実績
実績は3回
結果は【1-0-1-1】
獲得賞金の合計は ¥95,186,000
13-18番手以内の実績
実績は1回
結果は【0-0-1-0】
獲得賞金の合計は ¥45,540,000
種牡馬KingmanのマイルチャンピオンS(G1)における実績
Kingman産駒のマイルチャンピオンS(G1)の出走回数は、2回。
結果は【0-1-0-1】
※集計期間は2015年以降
実績と内訳
集計期間におけるKingman産駒の実績の内訳は以下の通りです。
C.ルメール騎手のマイルチャンピオンS(G1)における実績
G1レースなので同レースにおける鞍上の実績は重要です。
シュネルマイスターの直近のレースに騎乗した騎手が主戦ジョッキーであると仮定して、C.ルメール騎手のマイルチャンピオンS(G1)における実績を集計しました。
実績と内訳
集計期間におけるC.ルメール騎手の実績はマイルチャンピオンS(G1)に8回騎乗して結果は【2 – 1 – 0 – 5】
内訳は以下の通りです。
手塚貴久調教師のマイルチャンピオンS(G1)における実績
手塚貴久調教師の管理馬がマイルチャンピオンS(G1)に出走した回数は、4回。
結果は【0-1-0-3】
実績と内訳
集計期間における産駒の実績の内訳は以下の通りです。