ショウナンナデシコの血統、距離適性を分析する
フェブラリーS(G1)への出走を予定しているショウナンナデシコ。
父はオルフェーヴル、BMS(母の父)はダイワメジャーですが、
3歳の夏以降にもなれば、血統云々に関係なく個体としての距離適性がより明確になってきます。
同世代限定の競争ではなく完成されたトップレベルの3歳・古馬との対戦で好走するには得意な条件であることが求められます。
集計期間は2015年以降のJRAの主催競走の成績のみに限っています。※地方・海外の成績は含みません。この記事ではフェブラリーS(G1)に出走を予定している
ショウナンナデシコの重賞競走における実績
レース後のコメント
脚質、距離や馬場適性に関する集計
ショウナンナデシコの父であるオルフェーヴル産駒のフェブラリーS(G1)における実績
騎乗予定の横山武史騎手、管理する須貝尚介調教師のフェブラリーS(G1)における実績
を記載しています
主要なレース後の騎手や関係者のコメントを見れば、ショウナンナデシコの距離や脚質、重馬場などへの適性やその他のポテンシャルも掴めるはずです。
ショウナンナデシコの重賞競走における実績
以下のデータ集計はG3以上の条件におけるショウナンナデシコの成績と内訳です。
騎手や関係者のレース後のコメントが拾えているものに関してはレース結果に追記しています。
実績と内訳
2022/12/29 東京大賞典競走(G1) /馬体重:484(+4)
レース後のコメント 横山武史騎手
作戦は出てから決めようと思っていました。よく頑張ってくれました。
2022/11/30 クイーン賞(G3) /馬体重:480(+6)
レース後のコメント 吉田隼人騎手
流れについていけましたが、途中で動けなくなってしまいました。春に比べると頑張って走っていない感じがします。2番手で動ける位置にいましたが動けませんでした。なぜ走ってくれないのか、原因を探ってまた復活してほしいです。
2022/11/03 JBCレディスクラシ(G1) /馬体重:474(-4)
レース後のコメント 吉田隼人騎手
一回叩いて状態が上向いているのは厩舎サイドから聞いていたので、自信を持ってレースに向かいました。連勝していた頃に比べると、返し馬で大人しすぎると感じました。以前はガツンと引っかかるぐらいでしたが、年齢的なものなのか、良い時に比べると戻り切っていない印象です。行く必要がなかったので(他に)行かせました。砂を被るのも平気です。サルサディオーネやテリオスベルがいるので、あまり揉まれたくないというのはありましたし、最初から良いポジションで運べました。3コーナーまでずっと遅くて、勝ち馬に上手くペースを握られてしまいました。
2022/10/06 レディスプレリュード(G2) /馬体重:478(-2)
レース後のコメント 吉田隼人騎手
内枠でスムーズな競馬ができました。押し出されてハナに行く形でしたが、行く馬がいればどうぞ、という感じでした。砂を被る競馬でもマイペースで行けましたし、叩いて次は良くなると思います。
2022/07/06 スパーキングレディー(G3) /馬体重:480(-4)
レース後のコメント 吉田隼人騎手
(58キロを背負っていて)やはり最後は詰め寄られる所もありましたし、脚は鈍ってはいなかったのですが危ない所でした。逃げる馬(サルサディオーネ)も力がありますし、見ながら行きました。道中の流れは丁度良いくらい、と感じていました。前回から3キロ増えていてさすがに最後は苦しそうになりましたが、それでも勝ち切ってくれたので、素晴らしいなと思います。(勢いが止まらず)このまま頑張って行ってほしいですね。秋にはまた大きいレースもあるので、それに向けてショウナンナデシコと僕も頑張っていきますので、応援よろしくお願いします
関係者のコメント
雨の予報で道悪になってほしくなかったので、この馬場でやれて良かったです。大外枠で、行く馬が一番内にいたので、それを見ながら青写真通りの競馬でした。2着馬は上手く走っていましたが、ナデシコも斤量があっての着差でしたから安心して見ていられました。秋のことは馬の様子を見ながら決めていきたいです。屈腱炎で1年ぐらい休んでいるので、脚のケアが大変ですが、重賞でこれだけのパフォーマンスを見せてくれて感謝しています。ファンも増えているようなので、これから応援してあげて下さい
2022/05/05 かしわ記念(G1) /馬体重:484(+5)
レース後のコメント 吉田隼人騎手
本当に強かったと思います。船橋のナイターは2回目で、馬も落ち着いていましたし、いいテンションで競馬ができると思っていました。逃げるイメージはありましたが、他に行きたい馬もいると思っていました。スタートが抜群に良かったので、これはと思い行きました。力のある馬が隣にいたので結構プレッシャーがかかっていましたが、馬がそれ以上に走る気になってくれて、手応えを持って3、4コーナーに入れました。4コーナー手前でテイエムサウスダンに並ばれた時、馬の気持ちが少し一杯になりそうでしたが、よく凌ぎ切ってくれました。3、4コーナーは後続の馬の方が手応えが良く、飲み込まれそうになりましたが、コーナーの出口でセーフティーリードをとれた時、よし行けると思いました。この深いダートで、馬体の良い男馬相手だと、なかなか牝馬では勝てないと思いますから、よく勝ってくれたと思います。元々、脚元に不安のあった馬で順調にこられませんでしたが、古馬になって成長してくれて連勝しています。この連勝を途切れさせないように頑張りたいと思います。
関係者のコメント
内枠だったので、逃げるレースは選択肢の一つにありました。レース前、吉田隼人騎手には『思い切って競馬をしてほしい』と伝えました。3コーナーから4コーナーでテイエムサウスダンに並ばれたのが早くて、どうかなと思いましたが、よく凌いでくれました。脚に不安を抱えていた馬だったのですが、厩舎スタッフが一生懸命に仕上げてくれました。それに応えた馬も偉いです。深いダートをこなしてくれたことも褒めてあげたいです。思い切ったレースをした吉田隼人騎手も褒めてあげたいですし、一生懸命仕上げてくれた厩舎のスタッフも褒めてあげたいです。次走については、ハードな競馬をしたので、脚のケアをしながら馬の様子を見て考えたいと思います。
2022/04/13 マリーンC(G3) /馬体重:479(-1)
レース後のコメント 吉田隼人騎手
力があるのは分かっていましたし、スタートをしっかり出して、強い馬について行こうと思っていました。道中のリズムは良かったです。後ろの馬を気にしていたのですが、大分後ろと離れているのかなと思ったので、自分の馬を信じてちょっと早めでしたがスパートしました。直線は思っていた通りの伸びでした。正直こんなに強くなっているんだなとビックリしました。人馬ともこれからも頑張っていければと思いますので、応援よろしくお願いします。
2022/03/02 エンプレス杯(G2) /馬体重:480(-2)
レース後のコメント 吉田隼人騎手
1番人気だったので勝ててほっとしている気持ちです。二周するコースで、最初にポジションを取ったとき、ちょっと馬が行きたがる部分がありましたが、馬の後ろで我慢することを覚えてくれたので、1ハロン過ぎた後はリズムが取れました。逃げていた馬が強いのはわかっていたので、ぴったりついていこうと思っていました。最後は馬に助けられて、進路をこじ開けてくれました。我慢することを覚えてきて、終いに脚を使うことを覚えてくれています。力をつけてきていて、これからもっといい競馬ができると思いますので、応援してもらえたらと思います
2022/01/26 TCK女王盃競走(G3) /馬体重:482(0)
レース後のコメント 吉田隼人騎手
勝ち馬が早めに並んできて勢いがついてしまい、並んだところで脚が止まってしまいました。それでも牝馬限定ならこれぐらいやれる力はあります。だいぶ我慢できるようになりましたし、よく頑張っています
ショウナンナデシコの脚質、距離適性に関する集計データ
集計は過去一年の国内における競走成績のみを対象としています。
馬場コンディション別実績
馬場コンディション別の戦績は以下のとおり。
競馬場距離別実績
過去一年間、出走した競馬場、距離別の戦績です。
4コーナーのポジション別実績
競走において最終コーナーのポジションは重要です。
便宜上、ポジションに4つの区分を設けて、区分別に実績を明記しています。
すべての区分で戦績が安定していれば、脚質的に自在性が高い馬といえるでしょうし、偏りがあれば脚質や得意な展開を特定するのに役立つかもしれません。
1-4番手以内の実績
実績は7回
結果は【4-0-2-1】
獲得賞金の合計は ¥176,200,000
5-8番手以内の実績
実績は1回
結果は【0-0-1-0】
獲得賞金の合計は ¥12,000,000
9-12番手以内の実績はありません。
13-18番手以内の実績はありません。
種牡馬オルフェーヴルのフェブラリーS(G1)における実績
オルフェーヴル産駒のフェブラリーS(G1)の出走回数は、1回。
結果は【0-0-0-1】
※集計期間は2015年以降
実績と内訳
集計期間におけるオルフェーヴル産駒の実績の内訳は以下の通りです。
横山武史騎手のフェブラリーS(G1)における実績
G1レースなので同レースにおける鞍上の実績は重要です。
ショウナンナデシコの直近のレースに騎乗した騎手が主戦ジョッキーであると仮定して、横山武史騎手のフェブラリーS(G1)における実績を集計しました。
実績と内訳
集計期間における横山武史騎手の実績はフェブラリーS(G1)に2回騎乗して結果は【0 – 0 – 0 – 2】
内訳は以下の通りです。
須貝尚介調教師のフェブラリーS(G1)における実績
須貝尚介調教師の管理馬がフェブラリーS(G1)に出走した回数は、2回。
結果は【0-0-1-1】
実績と内訳
集計期間における産駒の実績の内訳は以下の通りです。