レモンポップの血統、距離適性を分析する
チャンピオンズC(G1)への出走を予定しているレモンポップ。
父はLemon Drop Kid、BMS(母の父)はGiant’s Causewayですが、
3歳の夏以降にもなれば、血統云々に関係なく個体としての距離適性がより明確になってきます。
同世代限定の競争ではなく完成されたトップレベルの3歳・古馬との対戦で好走するには得意な条件であることが求められます。
集計期間は2015年以降のJRAの主催競走の成績のみに限っています。※地方・海外の成績は含みません。この記事ではチャンピオンズC(G1)に出走を予定している
レモンポップの重賞競走における実績
レース後のコメント
脚質、距離や馬場適性に関する集計
レモンポップの父であるLemon Drop Kid産駒のチャンピオンズC(G1)における実績
騎乗予定の坂井瑠星騎手、管理する田中博康調教師のチャンピオンズC(G1)における実績
を記載しています
主要なレース後の騎手や関係者のコメントを見れば、レモンポップの距離や脚質、重馬場などへの適性やその他のポテンシャルも掴めるはずです。
レモンポップの重賞競走における実績
以下のデータ集計はG3以上の条件におけるレモンポップの成績と内訳です。
騎手や関係者のレース後のコメントが拾えているものに関してはレース結果に追記しています。
実績と内訳
2023/10/09 南部杯 /馬体重:517(0)
レース後のコメント 坂井瑠星騎手
最高にうれしいです。栗東滞在しているときに調教に乗って良くなっていると感じたし、返し馬でもフェブラリーSと同じ雰囲気でした。状態はすごく良かったです。この馬のリズムで運ぼうと思ったら逃げる形になりました。強いのは分かっていたし、一緒にレースを楽しめました。道中の手応えもずっといいし、4コーナーで仕掛けたときの反応も素晴らしくこれなら負けないなと思いました。コンビ3戦目ですが、ドバイでは悔しい思いをしたけど、国内ではまだ底を見せていないですし、キャリアも年齢の割に多くないので、これからもっと良くなると思います
2023/02/19 フェブラリーS(G1) /馬体重:518(-4)
レース後のコメント 坂井瑠星騎手
このような人気になっている馬でチャンスを頂いて、何とか結果で応えたいと思っていたので、凄くホッとしています。調教から乗った時から凄く乗りやすい馬だと思いましたし、あとは枠順や並びを見て、何か行く馬を行かせて、それを見ながら運べれば良いなと田中博康先生とも話していました。そのプラン通りに行きましたし、道中の手応えも良かったです。追い出してから苦しい形だったと思いますが、最後までしっかりと脚を使ってくれて勝つことができました。とにかく精神的にどっしりしていて、馬が『緊張しなくて良いよ』と言っているようで、僕はただ乗っているだけでした。その辺りが強みだと思います。今年最初のGIを勝たせて頂いて、明日からはサウジアラビアに行きますが、そこでも結果を出して、これからもっともっと勝てるように頑張りたいと思います。
関係者のコメント
とてもうれしいです。根岸Sがとてもタフなレースになり、疲れを見せない馬なので、どのくらい疲れが抜けたのか、慎重に厩舎として判断して調整してきました。去年の武蔵野Sの後に、オーナーとの話し合いでフェブラリーSに向かうというのは決まっていましたが、悪い状態では使えない、というので、レース後の状態を見極めてから出走を判断しました。(今日は)引き続き状態は良さそうで、特に精神面で張り詰めた感じもなかったですし、心身のバランスが取れていると感じました。 テン乗りの坂井瑠星騎手が騎乗でしたが、非常に上手にゲートを出してくれ、道中のリズムも本当に良かったです。1400mのダートでは(馬なりで先頭に立つ)そういうレモンポップをよく見ていたのですが、今回は1600mのGIで同じことができるのかがポイントでした。テン乗りにして、馬が本当に頑張ってくれたと思います。馬なりで上がっていく姿を見て、これはいけるのではないか、という手応えはありましたが、一線級の馬が追い上げてきて、辛抱してくれと思っていました。(1着でゴールして)ホッとしたというよりは、今回に限ってはうれしかったです。管理しているこちらとしては、1600mという距離が壁になると思っていまして、フェブラリーSに使うという判断も、オーナーの強い意思があってこその出走でしたので、そこに関してはオーナーサイドに非常に感謝しています。戦績も立派な仔で、途中で1年休んだり、順調に過ごしていない期間もありましたが、こうやって大きな舞台に立てて、非常にうれしく思います。
2023/01/29 根岸S(G3) /馬体重:522(+4)
レース後のコメント 戸崎圭太騎手
ホッとしています。この馬は凄く乗りやすいですし、どんなレースでも対応できるだろうと思っていました。スタートはいつもより少し遅れましたが、二の脚も、センスもあってポジションも良い所が取れました。リズムよく走ってくれましたし、直線の手応えも十分にありましたね。どこから追い出して行くかという所でしたが、ちょっと早めに来られたので早めに脚を使う形になりました。それでもよくしのいでくれたと思います。パワーもスピードもあって、レースのセンスもありますし、申し分ないという所ですね。(フェブラリーステークスへ向けて)前走も1600mを走れているので、ギリギリの所はあるのかも知れませんが、この馬なら走ってくれると思います。重賞初制覇できたことで勢いもつきますし、またさらに大きい所を獲ってもらいたいなと思います。
関係者のコメント
ゲートの1歩目で少し遅れて、ポジションをとるのに少し時間がかかりました。ジョッキーはほとんどのレースに乗っていますし、慌てずにリズム良く走らせてくれました。ギリギリまで追い出しも待って、いつも通りのレモンポップのレースができました。最後は、さすがに一杯になりましたが、時計もちゃんとしていたと思います。(本番に向けて)馬の状態を確認して、オーナーとも相談して慎重に決めたいと思います。(厩舎の初重賞制覇について)ほっとしています。管理馬の質も上がって、いずれはとは思っていましたが、レモンポップで勝てて良かったです。
2022/11/12 東京中日S杯武蔵野S(G3) /馬体重:518(0)
レース後のコメント 戸崎圭太騎手
どんな競馬でもできる馬です。2列目でリズム良く運びました。中一週のせいか、追い出してから内にササっていました。こういうことは今までありませんでした。それでも、重賞でこの馬の強さを見せられたと思います
レモンポップの脚質、距離適性に関する集計データ
集計は過去一年の国内における競走成績のみを対象としています。
馬場コンディション別実績
馬場コンディション別の戦績は以下のとおり。
競馬場距離別実績
過去一年間、出走した競馬場、距離別の戦績です。
4コーナーのポジション別実績
競走において最終コーナーのポジションは重要です。
便宜上、ポジションに4つの区分を設けて、区分別に実績を明記しています。
すべての区分で戦績が安定していれば、脚質的に自在性が高い馬といえるでしょうし、偏りがあれば脚質や得意な展開を特定するのに役立つかもしれません。
1-4番手以内の実績
実績は2回
結果は【2-0-0-0】
獲得賞金の合計は ¥193,402,000
5-8番手以内の実績
実績は1回
結果は【1-0-0-0】
獲得賞金の合計は ¥40,567,000
9-12番手以内の実績はありません。
13-18番手以内の実績はありません。
種牡馬Lemon Drop KidのチャンピオンズC(G1)における実績
Lemon Drop Kid産駒がチャンピオンズC(G1)に出走した履歴はありません
※集計期間は2015年以降
坂井瑠星騎手のチャンピオンズC(G1)における実績
G1レースなので同レースにおける鞍上の実績は重要です。
レモンポップの直近のレースに騎乗した騎手が主戦ジョッキーであると仮定して、坂井瑠星騎手のチャンピオンズC(G1)における実績を集計しました。
実績と内訳
集計期間における坂井瑠星騎手の実績はチャンピオンズC(G1)に1回騎乗して結果は【0 – 0 – 1 – 0】
内訳は以下の通りです。
田中博康調教師のチャンピオンズC(G1)における実績
対象期間中に管理馬がチャンピオンズC(G1)に出走した実績はありません。